ギフトコラム 2017年5月号
結婚のお祝い
春先から5.6月にかけては結婚式にぴったりなシーズン。特に梅雨を避けた新緑の季節は人気が高まります。そこで今回は「結婚祝い」に注目。二人の人生の出発を祝う贈り物です。大切なポイントを押さえて品物を選んでみましょう。
結婚祝いのタブーを再確認
祝福の気持ちで贈りたい「結婚祝い」。挙式・披露宴の出欠に関わらず贈るのがマナーです。ひと昔前は、「仲が割れる・壊れる」「縁を切る」を連想させる食器類や刃物は縁起が悪いとされていました。しかし最近では「(ナイフで)幸せを切り開く」「(割れて)幸せが増える=子宝に恵まれる」といった逆転の発想で許容されることもあります。縁起を重視するお相手であれば配慮が必要ですが、実用的な物を本人たちが望んでいるのであれば気にすることはありません。要望を聞いてみるのも一つの手ですね。
他にも、櫛(くし)は「苦・死」を連想するから、ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、縁切りを連想させるからタブーです。さらに日本茶は弔事に多く使われるものなので、代わりにコーヒーや紅茶などがよいでしょう。
目上の方の場合
結婚祝いは基本的に現金でも品物でも大丈夫です。もちろん目上の方にも結婚祝いであれば、現金を贈ることは問題ありません。それでも、昔ほどではないですがためらわれがち。というのも「このお金を生活の足しにしてください」と上から目線のメッセージに受け取られてしまう恐れがあるからです。目上の方に現金を贈る場合、相手との関係性や親密度合を見極める必要がありますね。
そのような場合にちょうどいいのがカタログギフトです。最近ではグルメに特化したものや、体験企画、プチ旅行など、夫婦で貴重な時間を過ごしてもらえる趣向を凝らしたものもあります。節目となる結婚のお祝いにも利用してみてください。
サムシングブルーを取り入れて
「サムシングブルー」という言葉をご存じですか?花嫁さんの幸せを願う西洋のおまじないで、「サムシングフォー」の中の一つです。「サムシングフォー」とは、結婚式に「なにか新しいもの」「なにか借りたもの」「なにか古いもの」「なにか青いもの」の4つを取り入れると幸せになれると言われていますが、サムシングブルーが一番聞き馴染みがあるかもしれません。さくら野百貨店のアンケート調査※ では、知っている方、意味までは知らないが聞いたことがある方、合わせて5割近くに上りました。徐々に日本でも広まってきていることがうかがえます。
童話「青い鳥」でもあるように青色は幸せの色。忠実、純潔の意味を併せ持っています。お祝いにサムシングブルーにちなんだものを贈るのもロマンチックで素敵ですね。二人の幸せを願い、タオルや食器など、青色を意識して選んでみてください。
※<さくら野百貨店アンケート調査>
インターネットシステムを利用したアンケート調査「ここワン」より / 回答者数:全国971人 / 実施期間:2017年3月31日~4月6日
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