<チャレンジ精神をもって伝統産業に轍をつける>
江戸時代より400余年の歴史を刻んできた高岡。
この伝統ある鋳物のまちに、仏具を製造する工場として、能作は創業しました。
以来、生産体制の転換や業容・業域の拡大を行いながら、
お客様の声にこたえるものづくりを追求しつづけて100余年。
既成概念にとらわれず積極果敢にチャレンジする姿勢で、
脈々と継承してきた技術に、時代を反映した感性を融合させ、
鋳物という産業に新たな轍を描きつづけています。
<錫(すず)とは?>
錫は、金や銀に次いで価値の高い金属とされ、
古来より茶器や酒器などの材料として重宝されてきました。
中世ヨーロッパでは、錫を主成分とするピューターという合金が、
銀食器に次ぐ高級食器の材料として使われました。
有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」に
描かれている食器も錫製です。
日本での錫製酒器の歴史は古く、
平安時代の宮中でも用いられていたそうです。
錫は高価な金属ゆえ、宮中や神事に関わる人々などの
特権階級のみが使用することができたと伝えられています。
<錫製タンブラーがおすすめな理由>
錫本来のやわらかさや優しい輝き
能作の錫製品は純度100%。
錫は「やわらかい」という特性があるため、通常の錫製品は
硬度を持たせるために他の金属を加えてピューターなどの合金にします。
しかし、能作では合金にせず、錫100%で製品を作っています。
そのため、錫本来のやわらかさや優しい輝き、ぬくもりを感じられます。
水やお酒をまろやかに
昔から「錫の器に入れると、水やお酒の雑味が抜けてまろやかになる」
とされ、お酒の味の変化をお楽しみいただけます。
また、錆びにくく抗菌作用があるため、食器として安心してお使いいただけます。
熱伝導率が高い
熱伝導率が高いため、冷たい飲み物を注ぐと
器全体がすぐに冷たくなるので、ビールやジュース、アイスコーヒーの
ひんやり感をいっそうお楽しみいただけます。